ASIAN KUNG-FU GENERATION presents“NANO-MUGEN FES.2006”＠横浜アリーナ〜後日談-1st day編-
先行物販があるっていうからちょっと早く行こうかと思ってたけれど、お家のことチョコマカやってたらもう先行販売終わってた。結局入場した後も物販はチラ見して買わなかったからそんな気苦労も意味なし。1日目は入場が一番早い、と言っても物販狙いで早めに行ったから、結局1時間位は外で待ってたか。これがまた暑くて暑くて。パラパラ雨降ってはいたけれど、汗ダラダラ。なんでライブ前からそんなにTシャツ濡れてんだ、怪しいヤツ。入場して何となく物販見て会場を探検して荷物ロッカーに放り込んで酒飲んで、なーんかゆとりあるなぁ時間的にも会場の居場所も、なーんてのんびり構えてたら、いつの間にか人が溢れかえってた。物販の列、3Fまで到達。ドヒャー！そっかー、入場までかなりの列があった気がしたけれど、その後ろには遥か数倍の列がまだあったのか･･･。とまあ、何となくユルい始まりだったけれど、タイムテーブル見ながらウキウキする。
チャットモンチー＠BAND STAGE
山＆キヨシの前説や場内スクリーンで展開されるナノムゲンのアレコレが意外に長くて、始まったの15分位？小っちゃい女の子達がデカいステージに挑む。これがまた結構よかったねぇ。いーい始まりの空気作ってた。本人達もあんまり気負ってなくて、いつもと同じライブをやっていたのかも知れないけれど、あのデカいアリーナをちゃんと持って行ってた。「アジカン先輩」言うのがカワイイ。あとアッコちゃんのオカン「ナノゲノム」ってありえそうでありえない間違い。爆笑。
SILVER SUN（UK）＠BAND STAGE
お昼タイム*1だったので後半から拝見。UKロックって感じの音。不快感を感じない音楽だな。なんてゆーか、ステージ上で4人の音がガッツリ出来上がって、それが会場中に響き渡ってる感じ。気分いー♪
MO’SOME TONEBENDER＠BAND STAGE
酒を飲まずにモーサム見るものイカンと思ったが、場所を離れたくなかったのでシラフのまま座り込んでモーサム待ち。個人的に本日のメインイベント。フードエリアでは200食限定の冷たい肉うどんの整理券を配ってるはずだが、うどんよりモーサム。SEがクラシックなのね、知らなかった。意外そうだけど結構あってるかも。*2ライブはね、超カッコよかったぁ。「最初の一音で周りの景色を変える」てのも伊達じゃないと納得。それ位オープニングからインパクトあった。ゴリゴリのハードコアな中にもキラキラがある感じ。さっきのシルヴァー･サンがバンドとしての音が広がってるのに対して、モーサムは個々の音が直線的に突き刺さってくる。「百々ー！」「武井ー！」「イサムー！」て感じ。三人三様の個性がある人達だからねぇ。っていっても決して片寄ってはいなくって、当然会場中に攻撃してくる。んで、会場ン中でモーサムの音になってる。もータマランぞ。そして百々さん、やっぱりかっこいーです。最初サングラスしてて「もったいなーい！」と思ったんだけど、中盤グラサン放り投げてスッピンを拝顔。クラクラ。*3そしてやっぱり武井さんは面白かった、てゆーかおかしかったです。あれも一種の色気か？
大体こういうイベントだと、主催者に「アリガトー！」とかいうもんだけど、「そんなんいちいち言葉にせんでも、いー音鳴らしゃオッケーだろ！？」て感じの姿勢が窺える。そんなとこも超かっこえー。「ペチカ」を聞きたいとも思ったけど、終始攻める感じのステージがフェスって空気に合ってて、別に「ペチカ」がなくてもよかったかなと終わってから納得。フジロックGREEN STAGEバンザーイ！って仕事で行けないけどさ。フン。
THE YOUNG PUNX!（UK）＠DJ STAGE
すっかりシラフになったのでまた呑まねば！とKiyoshi’s Bar”GESTREALM”へ。会場の奥深ーく怪しいところだが、実は結構居心地よくてねぇ。自分が行く時いつも空いてるってのがまたミソ。ここで座り込んでヤング･パンクス拝見。何だコイツら？クレイジー。DJスタイルっていっても楽器もボーカルもいて、臨場感あり。んで客をアゲるのがウマイ。「ループ＆ループ」使ったりして大盛り上がり。右側のDJステージからはみ出して、中央メインステージまで侵食。金髪グラマーセクシーダイナマイツ(死語)のおねーちゃんがこれまた凄い。黒のチューブトップでほーぅセクスィーと思ったら、いつの間にかナースに、イカガワシさ満載。ナースの後は更に真っ赤なショートパンツスーツ。これがホントにミニで、シリ半分位出して足2m位出してる(やや誇張)。うーん、これ見たビークルのコメント欲しい。スーパーマンのコスプレとかもあって、ひたすらイロモノ系。でも音もライブも良かったよ。
ELLEGARDEN＠BAND STAGE
ちょっと早めに行こうかな〜と思ったら1Fから人が上ってくる。どうやら早くも入場規制がかかったらしく、こりゃ2Fも規制かかったらたいへーん！と、急いで手近な扉から2F席へ。ライブはやっぱりいーんだけどさ、何が凄いってオーディエンス。上から見てて気持ち悪いくらいだ。アリーナエリアに何千人の人がいたか知らないけれどさ、びっしり埋めつくされた人間にコブシを上げさせるパフォーマンスってビックリだね。エルレはホントこの1年でどエライ人気者になってしまった。モンスターバンド。曲とか音とか歌とか演奏とかっていろいろ魅力あるけれど、何より人間が魅力なんだろうな。「楽しい」連発してる細美君見てると、一緒に楽しくなっちゃうんだろうね。ラストには「去年はちゃんと歌えなかった」ってリベンジ。確かに去年は歌がイマイチだった覚えがある。ツアー中だったんだっけ？でも今年はキッチリリベンジ成功。ハナマル！
ちょっと気になったんだけど、スタンディングエリアの何千人がステージに向かってコブシ振ってる中、やっぱりいるもんだね、10人位の団体でモッシュかましてる客。本人達は楽しいだろうけど周りがちょっと気の毒。そんな思いするのも複雑だから上で見て正解だったのかも知れないけれど、音は多分1Fの方がいいと思う。
DREAM STATE（US）＠ACOUSTIC STAGE
またもGESTREALMでお酒と音楽をのんびり楽しもうとダラける。ピアノ弾き語りでのアコースティックライブ。聞いてて気分よくなって、アコースティックだからこそナマで聞きたくなってしまった。いつの間にかお酒も終わっちゃったしバーを出ると、入場制限がかかっててビックリ。えぇぇ〜バーん中は結構ゆったりしてるのにねぇ。まああんまり詰め込み過ぎても、バーカンのキャパオーバーになるのかな。そんな中バーから出るのは勿体ないかもしれないけれど、お店の回転を早くした方がいいだろうし、何よりワタシはライブをナマで聞きたいのよと急ぐ。アリーナエリアもゆったりしてて心地いーい。左側のアコースティックステージでの演奏なのに、スピーカーからの音はセンターに向かって放たれるから、音響に違和感。それとは別になんか不思議な音。ピアノしか演奏してないはずなのに、バンドサウンドが聞こえてくるような感覚。バンドで鳴らすとどんな音なんだろうね、興味が湧いた。「ゴハンニショウユカケルノスキデス」などかかなり意味不明な日本語MCがおかしい。誰に教わった？
THE RENTALS（US）＠BAND STAGE
ここらで夕飯かなと思ったが、多分お腹すいてるんだろうけど酒飲んだりして空腹感がよくわからない。でも体動かしてるからエネルギー取らんと、とスウィーツタイム。ワッフルにアイス乗っけて、あったか冷たい。で、ゲロ甘。余計喉渇いて、酒持ってこーい！なんてやってる間にとっくにライブ始まってるし。明日もあるから全部気合入れて見なくてもいーだろと外で聞いてたけれど、こぼれてくる音だけでもなんか･･･アナーキー。実際見てみたらコレがまた面白かったね。アーティストが6人ステージにいるだけでも派手なのに、みんなパートを入れ替え入れ替え。楽器もボーカルも変わるから、曲もどんどん変わってく。果てはホーンや弦も登場。ホーンってもペットじゃなくてボーン。ストリングスも音やサイズからいって、あれはヴァイオリンじゃなくてヴィオラだったな、珍しい。だからペットやVnみたいな高音の華々しさはないけれど、中低音の柔らかさがあって気持ちいい。とにかく豪華なステージで、それいて凄くステージと客との距離が近かった。客もアーティストもお互い「スッゲー楽しい！」て感じ。また明日見よう。
ASIAN KUNG-FU GENERATION＠BAND STAGE
入場規制かかること必至なので、レンタルズのままアジカン待ち。カメラクルーの後ろって実は結構穴場だね。よう見える。あいかーらずキヨシ氏のドラムがかっちょぇぇのです。でもフェスとなると音云々よりも、もう後はトベ！て感じで大いに盛り上がった。アンコールには再びレンタルズ登場で、アジカンの演奏でマット･シャープが歌うという、何ともスペシャルなステージになった。こりゃアジカンメンバーが一番喜んでるんかな〜。
そんなこんなで21時過ぎ。大きなトラブルもなく1日目終了。大混雑ではあるけれど、クロークじゃなくロッカーに入れられたのはラッキー。クローク待ちは凄いことになってたからなぁ。時間的にゆとりあるから、早いよりも安いを取る。電車も混みこみだけど菊名で減り、東神奈川で完全に人ごみから離れて、のーんびり、のーんびり。お風呂で疲れを取って、老廃物を取ってくれるという優れもの健康グッズの不思議シートを足の裏に貼って、おやすみなさい。あと1日、明日も楽しみ〜。
