the pillows「MY FOOT TOUR」@Zepp Tokyo

今ツアー3回目。観れてヨカッタ!と心から思える素晴らしいライブでござんした。どうもありがとうございます。
つい3日前にもピロウズ見たばかりだというのに、そんな気がしないのは何故か。まず、3日前と今回では、ライブに対する自分のテンションが違う。3日前は出張明けで疲れていたため、仕事帰りに一杯引っ掛けながらイー気分で音楽を聴こう、というテンションになってしまったが、今回はライブ前からもう「楽しみだ〜」気分で満ち満ちていた。それからこの中2日がこれまた非常に忙しく、しかもムカつくことばかりでとてもとても長く感じたから。そんなわけで凄く久しぶりにライブに臨むかのように、開場前の早い時間から開場入り。Zepp付近には同じようにやる気満々のバスターズが一杯で、そりゃもう嬉しくなる。
セットリストはツアー始まった頃の横浜よりも、先日のEASTに近い気がした。2ヶ月の間に3回ライブを拝見したが、ここまで毎回新鮮な気持ちでライブ楽しめたことって、今までにそうないと思う。会場の違い、曲の違い、自分の気持ちの違い、そしてアーティスト達の意気込みの違い。手を抜いているとかテンションが高い低いではなく、時と場所によって沸いて出る感情の違い、それをとても顕著に感じることが出来たんではないかと思っている。待ちに待ったツアーが始まり、小さいハコでお互いの距離が近く、勢いのあるまさにアゲアゲ状態のライブ。全国を周りいよいよ終わるという時にまさかの追加で、オマケ的ではあるかも知れないが、とにかく楽しもうぜ!という感じと、ツアーを周ってきたことで確実にクオリティが上がったことを実感できるライブ。ついにファイナルということで、このツアーのことだけでなく、これまでの全てを噛み締めるように、勢いの中にも感情が一杯詰まったライブ。今、3回のライブを思い出しても、なかなか言葉では表せないことで、やっぱライブやいいよな〜ということを、正に体感。ナマならではの魅力を最大限に味わった、といったところだろう。
「飛んだら(天井に)つきそう」な位「俺今日絶好調」なさわおさん、同じく「俺も絶好調」な淳さん、「相変わらず」で「始めての会場でいきなり迷った」という真鍋さん、同じく「相変わらず」で「今日も競馬で負けておそらく明日も負ける」シンイチロウさん。皆さん「相変わらず」でもとてもスペシャルなライブを繰り広げてくれた。「ストレンジ カメレオン」のMCは誰もがグッと来たはず。10年前この曲を作った時、「10年後こんないい眺めが見られるとは思っていなかった」と当時と今の気持ちをさわおさんが語り、みんなに感謝をしていたが、それはお互い様というもの。ありがとうと何度も言いたい。
あっという間の1時間半。まだまだ!と客が盛り上げれば、最高の返事をくれた。アンコールは1F後方のPAで、山中氏アコギ1本勝負弾き語り。会場中が一緒に大合唱でもう感無量。またステージに戻って更にアンコール。ああぁ、幸せだ・・・。
お腹一杯、というかここまで本当に幸せな気分になったライブって、実は久しぶりかも知れない。日常に辛いことが続いているから、ライブが楽しく感じられたのかも知れないが、アーティストが最高の気分で最高のパフォーマンスを見せてくれたことは確か。そしてそれに正に魅せられ、酔いしれた観客。自分にとって後々「あの時のライブを観れて、本当によかった」と言えるライブのひとつ。いい夜でした。多謝。