LOST IN TIME「『時計』TOUR2006最終公演」@日比谷野外大音楽堂

結構勢いでチケットを取ってしまった。どうしようか悩んだが、ほっくんの歌は好きだし、野音ちうことでますますバンドが勢いにのっていいモン見せてくれるだろうと。これから暖かくなってくると、野音とかの野外ライブの季節やねぇ。と思ったら、当日は冬が戻ってきたのかと思うほど、寒いじゃないか。まあ晴れてるだけいーか。開演前、暇だったので公園内をプラついたら、木立の緑も徐々に濃くなって、花も咲き誇ってるではないか。寒いけれど、春を目で感じられて、ちょっと浮ついた気分になる。
オープニングは海北氏による弾き語り。いきなり「あけましておめでとう」ホントにここが、ロストにとっての年明けなのか。それだけこの野音に向けて意気込んでいたのだな。その意気込みを象徴するように、駆け抜けるようなライブ、MCも無しで1時間ぶっ通し。「ラストぉ!」と叫んだ時にゃ、信じられなかったね、ホントあっという間だったから。
アンコールの「はじまり」では思わずウルッとくる。オーラスでは、始めてそれしいMC。音楽への気持ち、これからもみんなに向かって歌い続ける、そんな気持ちを込めた、今現在のロストインタイムから発する究極のメッセージソング、そんな風に聴こえた。
ここ最近の活動や海北君の言葉から、ロストはこの後次のステージへ向かおうとしてるのか、という感じが受け取られる。これから先、今まで以上に内なる自分と向かい合ったり、迷いや苦しみもあるのかも知れない。しばらくは、ライブやメディアで姿を見る機会も減ってしまうのかも。けれどみんな待っててね、その分といっては何だけど今日は最高のライブをやるから、そんな言葉がチラチラ見えるような、野音のステージだった。おそらくロストにとって、ターニングポイントになるであろうライブだったろうな。今まで経験した野音とは、明らかに違う雰囲気。陽気が寒かったってのもあったけどさ。楽しいばかりでなく、お目出度いばかりでなく、生きてりゃいろいろあるんだよ、そんな気持ちが現れてるような、1時間半。どうもありがとう。これからどう化けるのか、楽しみにしています。
余談:にしてもホント寒かった!!!ありゃぁ花冷えなんてモンではないぞ。いくらステージは熱いとはいえ、ほっくん半袖はオカシイよ・・・。
余談2:橋本塁氏が今日も仕事に励んでいた。野音は時間の経過と共に風景がどんどん変わるから、普段のライブハウスでのライブよりも、一瞬一瞬が勝負なのではないのだろうか?本日のライブはどんな風に写ったのかな?