FLCL(30min×6)

レンタル半額週間がやってきたので、せっかくだから何か借りねばと変な義務感を抱いて、なんにしようといろいろ考えた結果が「フリクリ」。2時間ものの映画とかだと時間の都合で、1週間レンタルでもせいぜい2本見れるか見れないかといったところだが、アニメ作品なら1本が短いから全部いけるかな〜と。でもさすがにいきなり6本まとめては無理なので、前半後半に分けて2週間かけて鑑賞。
余談だが、2時間の映画と30分のアニメ、どっちもレンタルの値段が同じって事に気付いてしまった。なんか腑に落ちない気がする・・・。
話には聞いていたが、舞台役者が声優やってるもんだから、聞き覚えのある声がチラホラ聞こえてくる。が、知っている人の声でも見た目はアニメキャラだから、意識しないと結構わからないもんだな、芝居の声と声優の声って若干違うし。ま、松尾さんは相変わらずユルユルグダグダって感じだけどさ。大倉くんは舞台の方がもっとキワキワでテンション高いわな。舞台だと体の動きもあるから、声もテンション高くなるのかもしれないねぇ。
音楽もこれまた聞き覚えのあるピロウズがバンバン流れるが、内容の方に意識がいってるからあくまでBGMとしてしか捕らえてない。エンドロールでは本谷有希子嬢の名前もあったりして、ちょっと驚いた。どうやらエンディングの映像に出てくる女性モデルが彼女らしい。ま、いろんな方向から楽しめる作品だね。
前半3回までは、ネタバレ的な内容が殆どない感じで、面白いけど何だコリャ?が続く。と思ったら4回目から急に進む感じがした、1〜3と4〜6で分けて見たせいかもしれないけど。「エヴァ」よりもキャラとか雰囲気とかが全体的に明るいから、子供が取っ付きやすい作品かな。画にもギャグっぽい感じ取り混ぜてるし。ガチャガチャ暴れるシーンも賑やかで子供ウケしそう、自分は目悪いからちょっと見づらかったけど。ただそれでも「陽」の中に「陰」がチラチラ見えるのが、なんとなく不安を掻き立てて面白い。
ただ大人ウケしそうなネタも結構あったな。大人っていうかちょっとマニアックな感じの小ネタ。ギター弾けるとカッコいいとかモテるとかってところでは「ゆずとか、19(ジューク)とか、」ってここまではわかる、問題はその次。「ワタナベイビーとか、」☆!◎#?◇♪*♭!★?(*^o^*)ギャハハハハ!!!なんでベイビーさんなんだよ〜(^ ^;)ちっとも伝わらなじゃんその例え!あーオカシイ、深夜だってのにご近所迷惑顧みずに大爆笑だよ。たしかベイビーさんの次は「カジヒデキとか、」だったっけ。なんともわかりづらい表現で面白いや。大倉くんのセリフでは「大人っぽく、そんな僕の大人計画」って何だよそれ!?思わず「アンタナイロンじゃん!」と突っ込みたくなる。それから「サバ」は「魚に青」じゃなくて「青」の月の部分が「円」なのが本当だとか、学生時代バカやってた頃「バカンス」を「バカザンス」言ってたなぁとか、サバイバルゲームって一度やってみたいと思ってたよなぁとか、個人的には実にどうでもいい小ネタにウケてた。ちゃんとストーリーを見ろってか?
ホントの最後の最後にネタバレというか物語の真相みたいのが出てきて、それでも結局わからないことが残ったままで終わってた。ちょっと物足りない感もあるけれど、内容を掘り下げて長々と変にマニアックになるよりは、コレっ位でサラリと終わらせちゃう方が見やすいだろうな。わかんないことはわかんないでいーんだよ。って酔っ払って見てたから、感覚が鈍くなってたせいもあるんだろうけど。ただ万人にウケるかどうかは怪しいところ。自分にはいろいろ楽しめる要素があったから面白かったよ。