第一回装置見学〜T社

久々に自分が客の立場。気がラクである。部署異動から立場が逆転し、会社外の人と会う場合相手が客ということが多くなり、これが異動に伴う一番の戸惑いでとてもストレスになったものだが、たまにこういう仕事があると肩の力を抜ける。しかし、ドイツもコイツも売り込みに必死な様がちとうっとうしい。「この機能はウチだけです!」「ウチの装置はこんなに使いやすい」などなど、耳にタコができるほど売り込み文句を聞かされ、何杯もの茶でもてなされ、少々疲れましたな。実際に装置を稼動して見せてくれたオペレーターの技術者との話は建設的で面白いのだが、営業担当者の話はとにかく売り込みばかりである。昨年別の装置を購入した際、ギリギリになって別の業者に乗り換えたのを根に持っているのか、今回はもう必死である。そのあまりにいやらしい態度が、余計にマイナスになりそうだぞ。
とまあウンザリなこともあったが、たまに外に出て会社のことを忘れるのもいい息抜きで、そこそこ楽しめた。他社の装置を見るため、後2回程同様に外出の予定。そちらの2社も売り込み合戦を展開するのだろうか。純粋にいい装置を見極めたいのに、営業サイドの邪魔のせいで邪な考えになりそうなのが自分でもイヤだ。