「JAILBREAKERS〜ジェイルブレイカーズ〜」＠東京グローブ座

松岡をナマで見たいというよりも、どっちかっつーと個人的には他のキャストの方が魅力的。よくよく見りゃかなり豪華なメンツ。そして濃い。大高さん久しぶりだ。このメンツに大高さんってどんな感じになるんだろう。今までなかったパターンで想像つかない。
で、いざフタを空けたら、ちょっと肩透かし。ストーリーはわかりやすぅ〜く、ひねった感じなし。主人公達の三角関係も一味足りないっていうか、そもそも京介とヒロイン（名前忘れた）の恋人同士って関係が描かれてないから、銀平が憎まれ役になる要素が薄い。まあ、京介はすぐに死んでしまうから、恋人関係が見えないのはしょうがないのかも知れないけれど。銀平と金之助の関係にはひねりもオチもなしって感じ。裏切り者も、あぁやっぱりそうって感じだったし、ラストの主人公達の葛藤やスリル感もちょっと欠けてる。事件発端となったネタの最後のオチは、笑いを取りたいのか、それともただ単に河原さんに女装させたいのかわからない。まちゃぴこ 貴女キレイよ♪
確かに役者はみんないいんだけれど。マボも感じいいし。でもなんかなぁ。そんなに期待するほどでもなかったんかな。
一番オイシイのはやっぱり河原さん？あの人が全部持ってってた気がする。個人的には、あの人見てるのが一番面白かった。そしてちょっと殺されそうになった。舞台の真ん中見ないで、はじっこや後ろでチョコマカなんかやってる河原さん見て、ひっくり返って笑ったもんなぁ。あとはやっぱり大高さんとかコングさんとか面白いね。大高さんの飄々とワルやってのけるところは面白いけれど、欲をいえばもっと自由に遊んでるところ見たかったなぁ。クガっちやミカイチも当然面白い。てゆーかあの中では久ヶ沢さん濃すぎ。オカシイ。ミカイチの脱力感が好きだ。今度久々にM.O.P.拝見予定。楽しみ。川原さんや前田さんはそつなくこなすけど、今回そんなに印象に残るようなアクションなし。まあ新感線ではないからね。久保さんはさすがだね。味がある。コングさんと昔馴染みって設定は、年齢的にはどうなんだって微妙で笑えた。潤さんは思ったよりオイシイ役だったなぁ。でも二面性を出すなら、もっともっとって欲を感じた。演出はG2さんらしい転換の仕方とかが面白いけれども、その手前でやっているストーリーにあまり魅力を感じなかったから、「おぉっ！？」って前のめりになる感じはなかったかな。
歌はみんなイケてる人たちだから、むしろコングさんもっと歌って！と思ったのは私だけ？ミカイチだって歌える人だし、潤さんもそうだし、クガっちはよく知らないけどなかなか頑張ってて驚いた。
面白い舞台だけれど、無理して見るほどでもない、と言ってしまうのは辛口だろうか。普通に見たら楽しい面白い舞台だけれど、いかんせん当方ここ数日は、Zepp 2daysを引きずり過ぎてるので、他の事になかなか心が動かない。芝居が悪いのではなく、受け取り手の問題。スミマセンです。