オリガト・プラスディコVOL.3「漂う電球-THE FLOATING LIGHT BULB-」@本多劇場



あんまり翻訳劇って興味ないんだけれど、ストーリーとか演出とかってよりも、何より出演者。岡田義徳高橋一生お気に入り。「我輩」コンビの時なんか、もうウキャウキャ喜んで見てたもんなぁ。がほかに渡辺いっけいさんや町田マリーさん、広岡由里子さんも面白いし、演出ケラさんってのもまあ気になるところ。
超満員でもないけれど、満席だったかな。客層が落ち着いている感じから、演劇見るのが好きなんですよ、という客が集まってる空気感が客席にある。玄人好みの芝居っていうのかな。
なんていうか、ストーリーはストレスが溜まる感じだなぁ。まあ誰でもあるようなことなんだろうけれど、人間のいや〜な部分とか家族内のゴタゴタなんかが、これでもかこれでもか延々と展開される。見所っていったら、やっぱり役者なんだろうな。ドロッドロの中にもコミカルさがあるのは、役者の力量とそれを引っ張り出す演出家の技?
どの役者さんもいいんだけれど、結局はいっけいさんが全て持ってってしまった感じもあり。出が後半ってのもあるかもしれないけれど、あの人はインパクトがねぇ。途中、自分が疲れてるせいもあるのか、ダラーと見てしまった部分もあるけれど、なかなか面白かったのでは。演出もよかったし。ナイロンとかで見るケラ節とはちょっと違う感じでさ。