ZAZEN BOYS「MATSURI SESSION」@日比谷野外大音楽堂

HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
5月から毎月連チャンのZAZENライブもこれでひと段落。NEWアルバム発売後にはまた怒涛のライブ三昧になるのかな〜。野音は今夏2回目。今回はそれほど暑くなく、天気予報では大気が不安定で夕方から雨かも。雨の野音か!?先月のソウルセットはもう楽しくて楽しくって呑みまくり踊りまくりではしゃいだら、その分リバウンドがデカかった。今回は同じ轍を踏まぬよう気を付けようと思いながらも、やっぱりライブはアガる。始まる前はそれほど暑くないと思っていたが、いざライブが始まるとあっついあっつい。
始まる〜と思ったら日向秀和氏がひとりで登場、スポットライト浴びていきなりソロをブチかます。とてもナイスなサウンドにアガる、というか酔った。都会のど真ん中から放たれた音が周囲に広がり、残響音が返ってくるのが聞き取れる。自然と都会の人工的な建物などによって作られる独特の音響システム。向井秀徳氏曰く、都会のこの森には精霊がいるとかなんとか。ナルホド〜と思う。メンバーが揃ってからはいつものごとく迫力満点のMATSURI SESSIONが繰り広げられる。松下敦氏のドラムがどてっ腹に響き、吉兼聡氏のギターは更に鋭さを増しているように思った。「MATSURI SESSIONを捻り上げて」とか歌ってっ時の向井氏の動きがいちいち何かヘンだ。周りの客達が思ったほど動かないので遠慮しようかと思ったが、ステージ上のスタッフがノリノリなのを見ていてもたってもいられず、「構うもんか!」と踊りまくる。
いつものごとく覚えが悪いので、セットリストは忘れた。頭の方でいきなり「SI・GE・KI」とかかましてたっけ。「SEKARASIKA」では間奏部がここ最近のアレンジとは変わっていた。あのアレンジ結構好きだったんだけどな〜。向井氏が客を煽る挙句、「セカラシかぁ!」がいつの間にか「セクハラしたい!」になってる。新曲(多分「感覚的にNG」)もあり。何となくNUMBER GIRL時代を思わせる向井氏の歌、気のせいかも知れないが。けど演奏はあくまでZAZEN BOYSだから、ナンバガとはまた違うんだな。「MABOROSHI IN MY BLOOD」のブレイクでは4人とも何かこう「全開!!!」って感じのソロ。そんなんを4連発もくらって聞いている方は「うぎゃー」とか言いようがない。「開戦前夜」のソロではやっぱり向井氏カシオマンで遊ぶ。いつものヘンテコグラサンをかけたと思ったら、CDのジャケに使われている吉兼氏がグラサンかけてニタ〜と笑っている顔のお面を取り出した。全開ソロ演奏中の吉兼氏に無理くりお面つけて、どっかの下ネタお面バンドかよ!とツッコミたくなる。お面付けられてもカシオマン必死こいてギターをかき鳴らす。すげーいい音なんだけど、見た目と音のギャップに笑いコケて音に集中できず。
(話は反れるが、野音に向かう地下鉄の中で気になる人を見かけた。その長身の男性はこちらに背中を向けて立っていたので定かではないが、窓に映った姿を見ると男性が着ているTシャツにBEAT CRUSADERSヒダカトオル氏の顔が書かれていた。よーく見ると、どうやら以前限定で販売されていた、犬の顔がダカさんのお面になってるヤツ。アーティストのTシャツって街中で着れるのと着れないのとあるけど、ビークルのお面Tシャツは微妙なところだ。ちなみに今回野音で売ってたZAZEN BOYSのTシャツ(「HIMITSU GIRL’S TOP SECRET」ジャケにあるメンバーの顔がデカデカとプリントされている)はNG。カシオマンインパクトが強すぎて街中では無理だ。)
「MABOROSHI IN MY BLOOD」から「IKASAMA LOVE」への流れはいつも通り。それから「日比谷民族大学の皆さんへ」とか何とか言って歌った「DAIGAKUSEI」とか「TANUKI」とか「CHIE chan's Landscape」とか「安眠棒」とか「WHISKY&UNUBORE」とか・・・、あぁもううろ覚え。ライブも終盤になると更にアガる。「ギター!カシオマーン!」の吉兼ギターで一気に弾け、「CRAZY DAYS CRAZY FEELING」ではもうはっきり言って壊れた。一転して「自問自答」では、向井氏が放った言葉が無機質な都会に吸い込まれるのを感じて、むむむと唸ってしまう。そんなこんなであって間の2時間。いつものライブの2時間よりもずっと短く感じたのは何故だろう。それほど楽しかったってことか?
アンコールは結構あっさり。「KIMOCHI」をさらっと歌って、エンディングはカシオマンのソロ。町田のヤンキーに始まりカシオマンに終わる。最近では「KIMOCHI」でメンバー全員でコーラスまわししなくなっちゃったのね。向井氏以外の歌もちょっと聞きたいんだけどなぁ。こん時のソロでもまたあのお面付けられて、最後ちょっと困ってる感じの吉兼氏が面白かった。向井氏にとっていろんな意味で(音楽でもその他の部分でもってこと)、吉兼氏が一番いじりやすい相手なんだろうか、とか思った。何となく気持ちはわかる。アンコールでは更に「半透明少女関係」辺りを期待したが、ナシ。ROCK IN JAPANが特別だったのかな〜。
野音は相変わらず終了が早い。20時には終わってすぐ解体だもんな。会場との取り決めで21時までには撤収とか決まり事があるのか?基本的に野音でのライブは土日開催で終わりは早くてサラリーマンにとっては優しい条件なので、音とか雰囲気とかも含めてやっぱ野音は好きだな。何より立ち待ちしなくていいってのもあるし。とにかくまあ、来月の野音も楽しみだ〜♪
って、結局雨降らなかったじゃん。そしてやや上手寄りの席だった為、またも右耳だけイカレた。

オマケ〜ちょっと気になるお客さん①

中年位の夫婦。どう見てもライブに来るって感じの格好ではない。けれど最後までいたってことは、ちゃんとライブ見たんだよな。ひょっとしてどなたか関係者のお身内か?

オマケ〜ちょっと気になるお客さん②

自分の前の席の女性3人組。その中の1人にどうも見覚えがある気がする。記憶を辿ると、先月のTOKYO No.1 SOUL SET野音の時に、やっぱり自分の前にいた人によく似ている。なんかインパクトのある顔なので何となく印象に残っていた。背格好もノリ方も見覚えがある。そういやソウルセットの時も確か3人組で呑みまくっていた。やっぱり同一人物か!?もしそうだとしたら、ソウルセットとZAZENを好んで聞く人間が、世の中に少なくとも4人いるということか?あまりまっとうな神経ではないと自分でも思っていたが、そんな人間が自分の他にもいるとは驚きだ。それかもしくは野音マニア?(←そんなんいるのか?) これで来月の野音でも会ったらどうしよう・・・。いやどうもする必要はないか。

オマケ〜ちょっと気になるお客さん③

隣にいた背の高い男性。自分と同じく赤いTシャツ。うおっ!?カブってもうた!!