「妖怪大戦争」@ワーナーマイカルシネマズ

子供向けなのかもしれないけれど大人も十分楽しめるだろうと思って、わざわざ前売りを購入。ぽーっとしてるとまたいつの間にか公開が終わっていたという危機がある為、暇な時にさっさと片付けておこうと連日映画鑑賞。
人気絶頂の子役神木隆之介君主演。やっぱりカワイイねぇ。こうして他の子役と一緒に演技しているのを見ると、天才子役って言われるのがよくわかる。顔立ちが整っていて見栄えがするってのもあるけれど、実際に芝居が上手い。他の子達もプロなんだろうけれど、やっぱり神木君はずば抜けている。すごいやこの子。そのうち脱・子役の時期が来るんだろうけど、どうなるのかな?
主役もいいけど周りの大人たちがまたいい。遊び心満載の妖怪連中。近藤正臣氏や阿部サダヲ氏の自由演技にひっくり返る。忌野清志郎氏なんかはもう芝居してるって感じじゃない。超ユルユル。伝言ゲームの間違いで、妖怪達が祭りと勘違いして大集合するところも結構ツボ。何か周りの子供客とは違ったツボで笑っている大人客でした。妖怪連中はユルいけど確かに豪華なキャスティングだ。それから妖怪監修にプロデュースチーム「怪」(水木しげる氏・荒俣宏氏・京極夏彦氏・宮部みゆき女史)というのも豪華。プロ中のプロだからな〜。主題歌はキヨシロー氏&井上陽水氏、これもスゴイ。今年の夏は「姑獲鳥の夏」と妖怪映画2本立てだが、こっちの方が確実に万人ウケするな。
お話のラストはなんだか切ない感じ。大人になったタダシにはもう妖怪は見えなくて、でも周りにはスネコスリがまだ存在している。当たり前のようにゴミを捨てて、過去のことなんかもう覚えているのかいないのか。そんな中スネコスリを見つけるのが、滅んだと思っていた首謀者の加藤保憲。悪を倒して万事解決スッキリ爽快ってだけじゃなくて、この後どうなっちゃうのかな〜って何となく不安を残して、戒めみたいな投げかけをしているのが面白い。こういうラストからしても、やっぱり子供向けか。でも大人客も結構いたぞ。実際友人A木や派遣S木も見たって言ってたし。